いつの間にか「好きなことをしていい」時代から、「好きなことをしないと豊かになれない」時代に変わった。

最近、以下のようなフレーズを、本当によく見かけるようになった。

「好きなことを仕事に」

「やりたいことを見つなさい」

「好きなことだけをやれ」

ネット上のみならず、旧来のメディア上にも、そのような言説が踊る。

「前から、そう言う人っていなかった?」という方もいるかもしれない。

それは、そのとおりだ。

人類は常に「昔より、より大きな自由」を獲得してきた。

スティーブ・ジョブズは2006年のスタンフォード大学のスピーチで、こう言った。

アメブロで20万人のフォロワーを抱える、心理カウンセラーの心屋仁之助さんは、「好きなことだけして生きていく」という本を2014年に出している。

Googleが、ヒカキンを使ってYoutubeで「好きなことで、生きていく」というプロモーションを打ったのも2014年だ。

この頃までは、「好きなことをしていい」は、「従来の枠組みからの開放」を表していた。