四季報記者が選んだ2024年度4月大バケ期待の15銘柄 (4月1日発表分)

キャスター <9331>
マネーフォワード <3994> と資本業務提携の検討に係る基本合意書を締結。マネフォはインキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合などからキャスター株式39万8000株(議決権ベースで20.3%)を取得し筆頭株主になる予定。

 サインポスト <3996>
24年2月期の最終損益(非連結)を従来予想の3000万円の黒字→1億2800万円の黒字(前の期は1億3200万円の赤字)に4.3倍上方修正した。販管費の抑制に加え、繰延税金資産の計上に伴い税金負担が減少したことが最終利益を押し上げた。

室町ケミカル <4885>
環境省が3月29日に発表した2022年度の水質調査結果で、有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」の一種で発がん性が指摘されている「PFOS(ピーフォス)」「PFOA(ピーフォア)」について、16都府県の河川や地下水など111地点で国の暫定指針値を超過していたことが判明した。これを受け、PFAS除去イオン交換樹脂の開発を進めている同社に思惑的な物色が向かったようだ。

トレードワークス <3997>
ソフトウエア開発やテストサービスを展開するドキドキグルーヴワークスとセキュリティ診断サービスで業務提携。

四季報記者が選んだ2024年度4月大バケ期待の15銘柄 (3月30日発表分)

 長栄 <2993>
24年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の11.2億円→14.5億円に29.6%上方修正。従来の17.8%減益予想から一転して6.5%増益見通しとなった。自社物件を2棟売却したことに伴う特別利益の計上などが上振れの要因となる。併せて、期末一括配当を従来計画の80円→107円(前期は100円)に大幅増額修正した。期末配当利回りは4.99%に上昇。

寿スピリッツ <2222>
前週末15日の取引終了後、24年3月期の配当予想を25円から28円へ増額修正した。前期実績は70円だが、23年10月1日付で1株から5株への株式分割を実施しており、株式分割を考慮すると実質増配となる。

大阪ガス <9532>
SMBC日興証券が15日付で投資評価を「2」から「1」へ、目標株価を2700円から4300円へ引き上げたことが材料視されている。同証券によると、大ガスが配当予想を24年3月期は従来65円から72円50銭へ、25年3月期は新たに95円とする見通しを示したことを受け、仮に利益横ばいが続いたとしても安定的な増配が期待できるだろうとした。また、第3四半期決算と燃料価格動向を踏まえて業績予想を増額修正した。

クロスキャット <2307>
中期経営計画を策定。27年3月期に営業利益20億円(24年3月期計画は15.5億円)を目指す。