ウィルG <6089>
20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比2.0倍の10.6億円に急拡大して着地。食品分野の業務請負や利益率の高い金融向けコールセンター案件などの受注が拡大したことが寄与。外注費の低下や生産性向上に加え、のれん償却の負担が減少したことも利益を押し上げた。上期計画の14億円に対する進捗率は76.4%に達しており、業績上振れが期待される。
<3179> シュッピン
前日に発表した第1四半期決算がポジティブサプライズと捉えられている。営業利益は5.3億円で前年同期比53.2%と大幅増益。上半期予想7.4億円、同8.6%増に対して72%の進捗率になっている。時計事業の売上拡大、カメラ事業の粗利益率大幅改善などが好業績の背景となっている。また、7月の月次動向も発表しているが、売上高は前月に続いて2ケタ成長も達成している。
パシフィックネット <3021>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.64%にあたる13万6800株(金額で1億1846万8800円)を上限に、8月8日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
レーザーテック <6920>
19年6月期の連結経常利益は前の期比37.3%増の78.3億円に伸び、従来予想の65億円を上回って着地。続く20年6月期も前期比65.9%増の130億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は半導体製造大手が次世代のEUV(極端紫外線)リソグラフィを含め先端ライン向けに設備投資を継続するなか、マスクブランクス欠陥検査装置などの販売が拡大し、39.0%の大幅増収を見込む。併せて、前期の年間配当を39円→47円に増額し、今期も前期比31円増の78円に大幅増配する方針とした。