四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (5月1日発表分)

日本ライフライン <7575>
今期経常は4%増で2期ぶり最高益、4円増配へ。また、発行済み株式数の7.26%にあたる550万株(金額で57億9982万3200円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は5月2日から6月3日まで。買い付け価格は1045円。

松風 <7979>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。前期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。また、中期経営計画を策定。28年3月期に営業利益75.3億円(24年3月期実績は47億円)を目指す。

アイザワ証券グループ <8708>
自社株取得枠を現行の30万株(金額で5億円)から630万株(金額で110億円)に拡大する。うち、610万2600株を2日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。

アイネス <9742>
中期経営計画を策定。27年3月期に売上高500億円(24年3月期実績は406億円)、営業利益率10%以上を目指す。

四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月29日発表分)

 新日本建 <1879>
24年3月期の年間配当を従来計画の34円→53円(前期は27円)に大幅増額修正した。「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」における株主還元の一環として配当を増額する。

セガサミー <6460>  
同社は28日取引終了後、欧州地域における構造改革の施策を実施すると発表しており、これが評価材料となったようだ。主な施策は、「子会社のレリック・エンターテインメントの株式譲渡」「中期ラインアップの見直し」「固定費の適正化」など。レリックの株式譲渡に伴い、事業再編損約47億円を特別損失として計上する見込みだとしている。

アスクル <2678>
28日の取引終了後に発表した3月度(2月21日~3月20日)の月次業績で、単体売上高が前年同月比4.3%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視されている。主力のBtoB事業が同5.9%増となったことが牽引した。一方のLOHACO事業は同8.5%減となったが、2月度の同23.4%減に比べて減収率が縮小した。

JT <2914>
岩井コスモ証券は28日、同社株の投資判断を新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は4200円とした。株式市場を取り巻く環境が不透明ななか、収益力が安定し配当利回りが高い同社は引き続き注目されよう、と指摘。