THEグローバル社<3271>
首都圏を地盤にマンション開発や戸建て事業を展開、インバウンド需要をターゲットとした経営戦略が注目されている。訪日外国人に人気の京都の中心部にホテルを積極展開して需要を取り込んでいる。また、東京では空の玄関口である羽田空港を意識して蒲田にホテル用事業用地を取得するなど布石に余念がない。18年6月期営業利益は前期比70%増の31億1400万円を見込むが、19年6月期も利益成長トレンドが続く見通し。PERに割安感が強い。
アミューズ<4301>
水戸証券は18日、同社株のレーティングを新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は3800円としている。大手芸能事務所の一角。3月下旬に18年3月期の連結営業利益は従来予想の44億円が28億8000万円に下方修正された。舞台作品イベントの動員数未達や制作費の増加、利益率の高い発売タイトルなどのリリース延期などが減益要因となった。ただ、19年3月期の同利益は52億円への回復を予想。今期は人気ミュージシャンの大型コンサートやアミューズ設立40周年イベントの開催が期待できる点などを評価している。
西部電気工業 <1937>
18年3月期の連結経常利益を従来予想の13億円→17億円(前の期は13.8億円)に30.8%上方修正し、一転して22.9%増益見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.1億円→9.1億円(前年同期は15.1億円)に77.2%増額し、減益率が65.8%減→39.4%減に縮小する計算になる。