今が買いの上昇が期待銘柄 6月12日

MonotaRO<3064>
株価は連日の上場来高値更新で25日移動平均線を大きく上放れてきた。工具や工場用品をネット経由で販売するビジネスモデルで、低価格で充実した品揃えにより顧客ニーズを囲い込み収益に反映させている。同社が11日取引終了後に発表した5月の月次売上高が前年同月比30.7%増と高い伸びを示しており、これを手掛かり材料に投機資金が攻勢をかけている。

トランス・コスモス <9715>
11日大引け後、株主優待制度を拡充すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かったようだ。500株以上1000株未満の区分を新設し、保有年数3年未満でクオカード1000円分、3年以上保有で同2000円分を贈呈する。また、1000株以上保有の株主には現行のカタログギフトに加え、クオカード(3年未満保有で1000円分、3年以上保有で2000円分)を追加で贈呈する。19年3月末を基準日とする優待制度から適用する。

マクロミル <3978>
きょう付の日本経済新聞で「NECは調査会社のマクロミルと人工知能(AI)のマーケティング活用で提携する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、コンビニエンスストアの棚にカメラを設置して来店客の視線を検知し、AIが画像分析で目にとどまりやすい商品を割り出す仕組みを構築するという。メーカーにとって、消費者が手に取りやすい商品作りにつなげることができるほか、コンビニにとっては売れる棚づくりの構築にもつながるため、市場性は大きいと判断されたようだ。