四季報記者が選んだ2024年度12月大バケ期待の15銘柄 (11月28日発表分)

KLASS <6233>
24年9月期の連結経常利益は前の期比60.4%減の1億1200万円に落ち込んだものの、続く25年9月期は前期比2.6倍の2億9500万円にV字回復する見通しとなった。今期は前期に不振だったプロフェッショナル部門が稼働率改善や一時的コストの解消によって赤字が縮小する計画。業績成長が続いた二次電池製造装置を主力とするインダストリー部門は採算重視の戦略で減収増益を見込む。

第一工業製薬 <4461>
株主優待制度を変更。新制度では100株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて1000~6000ポイント)を付与する。

大同特殊鋼 <5471>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.50%にあたる750万株(金額で86億1375万円)を上限に、11月28日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。また、25年3月期の個別決算で投資有価証券売却益90億円を特別利益に計上する。連結決算への影響はない。

データセクション <3905>
エレクトロニクス製造サービス大手の台湾インベンテックと業務提携に向けて基本合意。AIサーバー分野やAIデータセンター設営などで協業を目指す。

モリト <9837>
24年11月期の年間配当を従来計画の58円→63円(前期は55円)に増額修正した。財政状況や資産の見通しなどを踏まえ、株主への利益配分を増やす。権利付き最終日を27日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。

ミルボン <4919>
24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比39.4%増の48.8億円に拡大して着地。国内はプレミアムブランド「オージュア」などのヘアケア用剤が業績を牽引。海外では韓国の好調が中国の不振を補い、為替の円安効果もプラスに働いた。昨年にドライヤーの在庫評価損を計上した反動も大幅増益の要因となった。

DDグループ <3073>
10月既存店売上高は前年同月比6.8%増と増収基調が続いた。

白鳩 <3192>
歯愛メディカル <3540> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指す。TOB価格は1株280円で15日終値を9.8%上回る水準。買い付け期間は11月18日から12月13日まで。

四季報記者が選んだ2024年度12月大バケ期待の15銘柄 (11月25日発表分)

かっこ <4166>
ジュエリーブランド「4℃」のオンラインショップに「O-PLUX」がクレジットカード不正利用対策として採用。

プレステージ・インターナショナル <4290>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.59%にあたる75万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月2日から25年2月15日まで。

Solvvy <7320>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.5%にあたる3万株(金額で1億1115万円)を上限に、11月26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

毎コムネット <8908>
25年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の1億円→1.4億円に45.0%上方修正。減益率が88.7%減→83.6%減に縮小する見通しとなった。人材ソリューション部門で採用業務支援システム関連の受注が想定通りに進まなかったものの、不動産マネジメント部門と課外活動ソリューション部門の業績が順調に推移していることで利益は上振れする。

大光 <3160>
25年5月期の連結最終利益を従来予想の6.6億円→9.8億円に48.5%上方修正。従来の減益予想から一転して28.9%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。東京電力ホールディングス <9501> に対してALPS処理水放出に伴い諸外国からの禁輸措置などによって生じた損害について損害賠償請求を行い、賠償金3.9億円を特別利益に計上することが要因。

ULSグループ <3798>
子会社ウルシステムズがauカブコム証券の開発環境を改善。ビジネスニーズに合わせてシステムを俊敏に変更できる仕組みを構築。

エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート <3850>
弁護士ドットコム <6027> とパートナー契約を締結。電子契約による契約締結を含む調達・購買業務全般をワンストップで支援。

ヘッドウォータース <4011>
Elasticの日本法人とパートナーとしてリセラー契約を締結。生成AIにおけるオンプレミスRAGソリューションを強化。
True Data <4416>
東京海上スマートモビリティと業務提携に向けた基本合意を締結。物流ロスの削減や移動データを活用したDXソリューションを開発。