四季報記者が選んだ2025年度2月大バケ期待の15銘柄 (2月1日発表分)

サイバー <4751>
25年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比35.9%増の88億円に拡大して着地。メディア&IP事業が重層的に売り上げを積み上げ好調に推移。ネットテレビ局「ABEMA」の損益改善などで大幅増益を達成した。

シーユーシー <9158>
25年3月期の連結最終利益を従来予想の22億円→29億円に31.8%上方修正。従来の減益予想から一転して11.8%増益を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。昨年10月に子会社化したノアコンツェルの業績寄与に加え、居宅訪問看護部門で利用者数と利用者当たりケア時間が増加することが要因。為替差益の計上も利益を押し上げる。

シンプレクス・ホールディングス <4373>
4-12月期(3Q累計)最終が10%増益で着地・10-12月期も32%増益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.42%にあたる200万株(金額で49億3600万円)を上限に、1月31日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

武田薬品工業 <4502>
今期最終を74%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.80%にあたる2850万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月17日から5月31日まで。

ジーエフシー <7559>
MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。西村公一社長が代表を務めるQuartzがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株2020円で30日終値を44.9%上回る水準。買い付け期間は1月31日から3月17日まで。

キヤノン <7751>
今期税引き前は78%増益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.8%にあたる2600万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月3日から26年1月30日まで。

明電舎 <6508>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の155億円→185億円に19.4%上方修正。増益率が15.8%増→38.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。EV事業における需要の落ち込みがあるものの、海外を主体とする変電事業や保守サービスを中心に業績の改善が続く。