カーボン <5302>
18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は19億円の黒字(前年同期は0.5億円の赤字)に浮上して着地。黒鉛電極の販売価格が上昇したうえ、半導体需要の拡大を背景にファインカーボンの販売が大きく伸びたことが寄与。黒鉛電極のさらなる価格改定の進展を踏まえ、通期の同利益を従来予想の70億円→110億円に57.1%上方修正。増益率が2.3倍→3.7倍に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。予想PERが11.9倍→7.4倍に低下し、割安感が強まった。
アイエスビー <9702>
18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比20.3%増の4.1億円に伸びて着地。旺盛な企業のIT投資意欲を背景に、主力の情報サービス事業で業務システムの受注が好調だったことが寄与。売上原価の減少による採算改善も大幅増益に貢献した。上期計画の3.5億円をすでに18.6%も上回っており、業績上振れが期待される。
コロナ<5909>
総合住宅設備機器メーカー。世界で初めて家庭用エコキュート発売。石油暖房機器で高シェア。売上は3Qに偏重する傾向。暖房機器は堅調。石油ファンヒーターは上位機種の販売が順調。18.3期3Qは2桁増益。寒冷地向け石油暖房機は売上増。空調・家電機器は堅調。ルームエアコンは最需要期での販売が好調。エコキュートも売上増加。18.3期通期は2桁増益見通し。PBRには割安感があり、今後の株価は底堅い展開を想定。