四季報記者が選んだ2024年度9月大バケ期待の15銘柄 (8月26日発表分)

ケンコーマヨ <2915>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の33億円→46.5億円に40.9%上方修正。増益率が6.5%増→50.0%増に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。インバウンド需要の高まりなどを追い風に売上高が計画を上回ることが寄与。生産効率の改善をはじめとした収益改善策の進展も上振れにつながる。

FUJI <6134>
今期経常を一転7%増益に上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の6.49%にあたる600万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月5日から25年8月4日まで。

クラウドワークス <3900>
4-6月期(3Q)経常は25%増益、今期初配当18円を実施へ。また、上場10周年記念株主優待を実施。24年12月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、一律1万5000円分のQUOカードを贈呈する。

H2Oリテイ <8242>
25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比96.4%増の101億円に拡大して着地。百貨店事業で国内売上が安定的に推移したうえ、インバウンド売上が急伸したことが収益を押し上げた。

四季報記者が選んだ2024年度9月大バケ期待の15銘柄 (8月25日発表分)

綜研化学 <4972>
25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の17.5億円→39億円に2.2倍上方修正。従来の1.5%減益予想から一転して2.2倍増益を見込み、一気に17期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。オリンピックでのテレビの買い替え需要を背景に、中国市場を中心に主力の粘着剤の販売が伸びることが寄与。

ノリタケ <5331>
4-6月期(1Q)経常は11%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.6%にあたる75万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月7日から25年2月14日まで。取得した自社株は25年3月10日付で全て消却する。

デサント <8114>
伊藤忠商事 <8001> 傘下のBSインベストメントがTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株4350円で5日終値を29.3%上回る水準。11月上旬頃までのTOB開始を目指す。

 シグマクシス <6088>
25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比33.7%増の14.5億円に拡大して着地。主力のコンサルティング事業で運輸、金融、情報通信、商社、小売、製造業を中心に、基幹システムのSaaS化支援やDX推進支援などのプロジェクトの受注が好調だった。