四季報記者が選んだ2023年度11月大バケ期待の15銘柄(11月3日更新)

グリコ <2206>
23年12月期の連結経常利益を従来予想の170億円→195億円に14.7%上方修正。増益率が24.6%増→42.9%増に拡大する見通しとなった。国内事業が好調に推移する中、円安による為替差益の増加などが利益を押し上げる。

中部鋼鈑 <5461>
今期経常を2%上方修正、配当も3円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.75%にあたる76万株(金額で13億円)を上限に自社株買いを実施する。

STIフードホールディングス <2932>
23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比58.5%増の17.6億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の18億円→23億円(前期は15.2億円)に27.8%上方修正し、増益率が17.8%増→50.5%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

リケンテクノス <4220>
今期経常を一転13%増益に上方修正・最高益更新へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の13.4%にあたる850万株(金額で70億円)を上限に自社株買いを実施する。取得した株式はすべて消却する予定。

四季報記者が選んだ2023年度11月大バケ期待の15銘柄(11月1日更新)

ZOZO <3092>
上期経常は6%増益で着地、今期配当を27円増額修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.67%にあたる500万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施。11月9日付で1117万0104株を消却する。

そーせいグループ <4565>
持田製薬 <4534> と共同開発している不眠症治療薬デュアルオレキシン受容体拮抗薬「ダリドレキサント」の日本における製造販売承認申請を提出。また、ジェネンテック社との複数ターゲットを対象にした創薬提携において約5.6億円のマイルストーンを受領する。

田中精密工業 <7218>
今期経常を40%上方修正、配当も4円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.53%にあたる15万株(金額で1億1790万円)を上限に、11月1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

中国電力 <9504>
24年3月期の連結経常損益を従来予想の1000億円の黒字→1500億円の黒字(前期は1067億円の赤字)に50.0%上方修正し、従来の19期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。燃料費調整の期ずれ差益が拡大することに加え、燃料・卸電力市場の価格影響などもプラスに働く。