四季報記者が選んだ2021年度大バケ期待の10銘柄

FRONTEO <2158>
21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結営業損益は6500万円の黒字(前年同期は9億0700万円の赤字)に浮上し、通期計画の2億円に対する進捗率は32.5%となった。

ウインテスト <6721>
20年12月期(5ヵ月の変則決算)の連結経常損益は5000万円の黒字になり、21年12月期の同利益は1億2200万円の見通しとなった。直近2ヵ月の実績である11-12月期(2Q)の連結経常損益は1億8000万円の黒字となった。

三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306>
21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22.7%減の8406億円に減った。直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比15.4%減の2503億円に減った。

<2315> CAICA
米電気自動車大手のテスラが暗号資産(仮想通貨)のビットコインを15億ドル分購入したと伝えられ、これが買い材料視されている。テスラによる購入を受けてビットコイン価格は急騰し、過去最高値を更新した。CAICAは暗号資産に関するシステムなどのほか、ビットコイン相場を対象とするeワラントも手掛けており、関連銘柄の一角として物色されているようだ。

QDレーザ<6613>
同社は、レーザ技術を用いて半導体レーザや網膜走査型レーザアイウェアなどの開発から販売までを行う。公募株式数945万1800株、売出株式数410万7600株のほか、オーバーアロットメントによる売り出し203万3900株。主幹事はSMBC日興証券。

今買いたい大化け候補銘柄 2月12日

MTG <7806>
21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比33倍の14.3億円に急拡大し、通期計画の14億円に対する進捗率が102.3%とすでに上回り、さらに前年同期の2.6%も超えた。直近3ヵ月の実績である10-12月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-2.4%→12.9%に急改善した。

 ニホンフラッシュ <7820>
21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.2%減の30.8億円に減り、通期計画の46.7億円に対する進捗率は66.1%にとどまり、5年平均の70.8%も下回った。会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比7.5%増の15.8億円に伸びる計算になる。

アスコット<3264>
同社は首都圏で小型物件を中心とするマンション開発を手掛ける。中国平安保険の傘下でSBIグループなどからも資本参加を受けている。同社が12日取引終了後に発表した21年9月期第1四半期(20年10~12月)の決算は不動産開発事業で複数の分譲マンションや戸建て1戸の売却を収益に反映させ、営業利益が前年同期比3.2倍の8億9700万円と急拡大しており、これを材料視する形で短期資金の攻勢が加速した。低位株ということもあって個人投資家などの参戦が活発であり、上値は1月29日に上ヒゲでつけた高値309円を視界に置いている。

ミズホメディー<4595>
正午ごろ、21年12月期の単独業績予想を発表し、売上高75億9500万円(前期比80.6%増)、営業利益20億5800万円(同4.9倍)、純利益15億900万円(同4.9倍)と大幅増益を見込み、年間配当を前期比38円増の48円を予定していることが好感されている。