四季報記者が選んだ2023年度11月大バケ期待の15銘柄(10月27日更新)

野村不動産ホールディングス <3231>
上期経常が16%増益で着地・7-9月期も78%増益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.47%にあたる260万株(金額で70億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は10月27日から24年3月31日まで。

三菱鉛筆 <7976>
今期経常を11%上方修正、配当も2円増額。2件の固定資産譲渡による特別利益の発生を踏まえ、23年12月期から32年12月期まで年間2円の特別配当を実施する。

網屋 <4258>
23年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億6000万円→4億2700万円に18.6%上方修正。増益率が19.6%増→41.9%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は5月に続き、2回目。足もとでセキュリティ運用のアウトソーシングサービスが好調に推移し、利益率も堅調に向上したことを反映した。

 邦チタ <5727>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の44億円→50億円に13.6%上方修正。減益率が58.2%減→52.5%減に縮小する見通しとなった。中国経済停滞の影響などでTHC触媒と超微粉ニッケルの販売が減少するものの、為替の円安によるプラス効果が利益を押し上げる。

四季報記者が選んだ2023年度11月大バケ期待の15銘柄(10月26日更新)

クロスキャット <2307>
オンプレミス型データウェアハウスを効率的かつ安全にクラウド化する「Oracle Autonomous Database移行支援サービス」を提供開始。

山パン <2212>
23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比55.3%増の308億円に拡大して着地。低価格帯品の品揃え強化などで主力の菓子パンを中心に販売が好調だったうえ、値上げ効果も収益を押し上げた。また、デイリーヤマザキを展開する流通事業の損失が縮小したことも大幅増益に貢献した。

特殊電極 <3437>
24年3月期の年間配当を従来計画の36円→89円(前期は46円)に大幅増額修正した。配当方針を変更し、配当金額の目標をDOE(連結株主資本配当率)2%と定めたことが増額の背景。

さくらKCS <4761>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→11億円に22.2%上方修正。従来の13.3%減益予想から一転して6.0%増益見通しとなった。売上高が計画通りに推移するなか、不採算案件の抑制などで利益率が向上することが上振れの要因。