四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄
インソース <6200>
21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比58.8%増の6.5億円に拡大した。併せて、10-3月期(上期)の同利益を従来予想の6.5億円→9.5億円(前年同期は6.2億円)に46.2%上方修正し、増益率が4.3%増→52.5%増に拡大する見通しとなった。なお、通期の同利益を従来予想の14.5億円(前期は7.9億円)を据え置いた。直近3ヵ月の実績である10-12月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の25.5%→35.6%に大幅上昇した。
テイツー<7610>
上限を100万株(発行済み株数の1.46%)、または1億円としており、取得期間は1月26日から2月26日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、将来の機動的な資本政策を可能にするためとしている。
<6723> ルネサス
世界の半導体大手が自動車や通信機器向け製品の値上げに踏み切ると報じられている。需要急増に供給が追いつかず、生産委託先を確保するための費用もかさんでいるようだ。同社でも顧客企業にマイコンなどを対象とした製品価格の値上げを要請したと伝わっており、値上げ幅は車載向けで平均数%、サーバーや産業向けなどで1-2割とみられているもよう。製品値上げによる収益水準の高まりが想定される形となっている。
<4005> 住友化
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に、目標株価も380円から850円にまで引き上げた。石油化学、健康・農業関連事業セグメントの上振れ、医薬品における新たなロイヤリティ収入織り込みなどで業績予想を引き上げ。22年3月期営業利益は1910億円を予想、コンセンサスを31%上回るもよう。なお、同証券では旭化成や宇部興産も買い推奨に格上げ。
今買いたい大化け候補銘柄 12月23日
ニッケ <3201>
20年11月期の連結経常利益を従来予想の80億円→120億円に50.0%上方修正。従来の28.3%減益予想から一転して7.5%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。自動車関連資材に回復の兆しがみえてきた産業機材事業や巣ごもり需要を取り込んだ生活流通事業に加え、新規M&A会社の業績上積み、経費削減の進展が寄与する。また、フジコー <3515> [JQ]の持ち分法適用関連会社化に伴い、負ののれん益が発生することも利益を大きく押し上げる。
ケネディクス <4321>
三井住友ファイナンス&リースが、SMFLみらいパートナーズ2号を通じてTOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社化を目指す。TOB価格は1株750円で20日終値を14.5%上回る水準。同社株は上場廃止となる見込み。
ファーマフーズ <2929>
21年7月期の連結経常利益を従来予想の12.1億円→21.4億円(前期は7.8億円)に76.2%上方修正し、増益率が54.7%増→2.7倍に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。同時に、8-1月期(上期)の連結経常損益も従来予想の15.5億円の赤字→14.5億円の赤字(前年同期は15.7億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
ィ・アイ・システム<4421>
12月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は21年1月1日。