今買いたい大化け候補銘柄 2月2日

持田製薬 <4534>
北海道大学、PuRECと脊椎関連疾患に対する新規治療の共同研究を開始。また、体外診断用医薬品「カルプロテクチン モチダ」について炎症性腸疾患診断補助の使用目的を追加。

愛三工業<7283>
21年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円から33億円(同51.9%減)へ上方修正し、減益幅が縮小する見通しとなったことが好感されている。新型コロナウイルスの感染症拡大の影響に対応するため、緊急収益対策を実施するなか、中国や主要国の顧客向け売上高が回復することに加え、働き方改革の推進強化による固定費や変動費の抜本的な精査と見直しを通じた採算改善が利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の15円から16円(前期は20円)に増額修正したことも評価材料となっている。

アルデプロ<8925>
1日の取引終了後、21年7月期上期(20年8月~21年1月)の連結経常利益を従来予想の7億1300万円(前年同期比47.3%増)から20億円(同4.1倍)へ上方修正しており、これを好感する買いが入っている。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ保守的に見積もっていた販売用不動産の売却が想定以上に進んだことが収益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の25億7100万円(前期は23億5200万円)を据え置いた。

グローバルインフォメーション <4171>
20年12月期(非連結)の営業利益を前回予想の2.50億円から3.37億円(前期実績2.89億円)に上方修正している。国内での委託調査事業に加え、韓国と台湾での市場調査レポート事業の売上高が計画を上回ったことが背景。また、完全子会社のギブテックがコンサルティングやセミナー講演などで売上高を計上するに至ったことから、連結決算に移行するとしている。連結ベースでの20年12月期の営業利益予想は3.20億円となっている。

今買いたい大化け候補銘柄 1月29日

 

四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄

インソース <6200>
21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比58.8%増の6.5億円に拡大した。併せて、10-3月期(上期)の同利益を従来予想の6.5億円→9.5億円(前年同期は6.2億円)に46.2%上方修正し、増益率が4.3%増→52.5%増に拡大する見通しとなった。なお、通期の同利益を従来予想の14.5億円(前期は7.9億円)を据え置いた。直近3ヵ月の実績である10-12月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の25.5%→35.6%に大幅上昇した。

テイツー<7610>
上限を100万株(発行済み株数の1.46%)、または1億円としており、取得期間は1月26日から2月26日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、将来の機動的な資本政策を可能にするためとしている。

<6723> ルネサス
世界の半導体大手が自動車や通信機器向け製品の値上げに踏み切ると報じられている。需要急増に供給が追いつかず、生産委託先を確保するための費用もかさんでいるようだ。同社でも顧客企業にマイコンなどを対象とした製品価格の値上げを要請したと伝わっており、値上げ幅は車載向けで平均数%、サーバーや産業向けなどで1-2割とみられているもよう。製品値上げによる収益水準の高まりが想定される形となっている。

<4005> 住友化
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に、目標株価も380円から850円にまで引き上げた。石油化学、健康・農業関連事業セグメントの上振れ、医薬品における新たなロイヤリティ収入織り込みなどで業績予想を引き上げ。22年3月期営業利益は1910億円を予想、コンセンサスを31%上回るもよう。なお、同証券では旭化成や宇部興産も買い推奨に格上げ。