四季報記者が選んだ2024年度4月大バケ期待の15銘柄 (3月22日発表分)

ホーチキ <6745>
24年3月期の期末配当予想を25円50銭から32円50銭に増額修正したことが好感された。年間配当予想は58円となり、前期実績に対しては7円の増配になる。

日本信号 <6741>
24年3月期の期末配当予想を20円から22円へ増額修正したことが好感された。年間配当予想は29円となり、前期実績に対しては2円の増配となる予定だ。

電気興業 <6706>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.93%にあたる48万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。また、中期経営計画を策定。27年3月期に営業利益18億円(24年3月期計画は15億円の赤字)を目指す。そのほか、埼玉県ふじみ野市に保有する土地の売却に伴い、27年3月期に売却益約15億円を特別利益に計上する。

日本ゼオン <4205>
保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、24年3月期に投資有価証券売却益約70億円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。なお、業績予想への影響はその他の要因を含めて精査中としている。

四季報記者が選んだ2024年度4月大バケ期待の15銘柄 (3月21日発表分)

そーせいグループ <4565>
独ベーリンガーインゲルハイム社と統合失調症の全症状を治療対象としたファーストインクラス治療薬の共同開発に関する契約を締結。契約一時金約40.4億円とオプション行使料約97.1億円を受領するほか、最大約1085億円のマイルストーンと段階的ロイヤリティを受領する権利を有する。

鉄建建設 <1815>
2020年2月以来、およそ4年1カ月ぶりの高値圏で推移している。19日の取引終了後、期末一括配当予想を20円増額し100円(前期比20円増配)に修正したと発表。これが株価の刺激材料となったようだ。次期中期経営計画の検討内容を踏まえ、24年3月期から株主還元の充実を図ることとした。

東洋エンジニアリング <6330>
24年3月期の期末配当予想を従来の無配から12円にすると発表しており、7期ぶりの復配を好感した買いが入った。

シンプレクス <4373>
19日の取引終了後、24年3月期の期末一括配当予想を30円から42円へ増額修正したことが好感された。配当方針を変更し、連結配当性向の目安を従来の30%から40%へ引き上げたことが理由としている。