四季報記者が選んだ2024年度9月大バケ期待の15銘柄 (8月23日発表分)

アップル <2788>
24年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の6.7億円→9.2億円に37.3%上方修正。海外中古車輸出事業で主にアジア向けの出荷台数が想定以上に増加したことが寄与。国内で中古車相場が高騰する中、小売りと卸売りの1台あたり粗利額が堅調に推移したことも上振れにつながった。

マミヤOP <7991>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→48億円に77.8%上方修正。減益率が50.8%減→12.5%減に縮小する見通しとなった。新紙幣対応紙幣識別機の受注が想定より伸び、売上高が計画を30%も上回ることが利益を押し上げる。

オリックス <8591>
25年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比34.4%増の1201億円に拡大して着地。事業投資・コンセッション部門が業績を牽引した。既存投資先の成長や空港コンセッションの収益が改善したうえ、事業投資先の売却で大幅増益を達成した。運用収益が増加した保険部門、投資マンションを売却した不動産部門なども利益を伸ばした。

yutori <5892>
ライフスタイルブランド「Her lip to」を運営するheartrelationの株式51%を取得し子会社化する。7月売上高は前年同月比27.5%増。

 

四季報記者が選んだ2024年度9月大バケ期待の15銘柄 (8月22日発表分)

ニッパツ <5991>
25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の195億円→275億円に41.0%上方修正。DDS事業でHDD用サスペンションの需要が伸びることに加え、為替の円安が追い風となる。

ユナイテッド <2497>
株主優待制度を新設。毎年9月末と3月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて各2500~2万5000ポイント)をそれぞれ付与する。4-6月期(1Q)経常は46%減益・通期計画を超過。

NISSHA <7915>
24年12月期の連結最終損益を従来予想の47億円の黒字→66億円の黒字(前期は29.8億円の赤字)に40.4%上方修正した。ディバイス事業のタブレットおよび業務用端末向け、メディカルテクノロジー事業の医療機器開発製造受託(CDMO)などの製品需要が想定を上回ることが要因。上期に為替差益16.6億円を計上したことも利益を押し上げる。

ヤマト <1967>
25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8億円→15億円に87.5%上方修正。増益率が2.2倍→4.1倍に拡大する見通しとなった。下期に計上予定だった案件が前倒しになったことが上振れの要因。