四季報記者が選んだ2024年度9月大バケ期待の15銘柄 (8月25日発表分)

綜研化学 <4972>
25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の17.5億円→39億円に2.2倍上方修正。従来の1.5%減益予想から一転して2.2倍増益を見込み、一気に17期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。オリンピックでのテレビの買い替え需要を背景に、中国市場を中心に主力の粘着剤の販売が伸びることが寄与。

ノリタケ <5331>
4-6月期(1Q)経常は11%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.6%にあたる75万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月7日から25年2月14日まで。取得した自社株は25年3月10日付で全て消却する。

デサント <8114>
伊藤忠商事 <8001> 傘下のBSインベストメントがTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株4350円で5日終値を29.3%上回る水準。11月上旬頃までのTOB開始を目指す。

 シグマクシス <6088>
25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比33.7%増の14.5億円に拡大して着地。主力のコンサルティング事業で運輸、金融、情報通信、商社、小売、製造業を中心に、基幹システムのSaaS化支援やDX推進支援などのプロジェクトの受注が好調だった。

四季報記者が選んだ2024年度9月大バケ期待の15銘柄 (8月23日発表分)

アップル <2788>
24年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の6.7億円→9.2億円に37.3%上方修正。海外中古車輸出事業で主にアジア向けの出荷台数が想定以上に増加したことが寄与。国内で中古車相場が高騰する中、小売りと卸売りの1台あたり粗利額が堅調に推移したことも上振れにつながった。

マミヤOP <7991>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→48億円に77.8%上方修正。減益率が50.8%減→12.5%減に縮小する見通しとなった。新紙幣対応紙幣識別機の受注が想定より伸び、売上高が計画を30%も上回ることが利益を押し上げる。

オリックス <8591>
25年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比34.4%増の1201億円に拡大して着地。事業投資・コンセッション部門が業績を牽引した。既存投資先の成長や空港コンセッションの収益が改善したうえ、事業投資先の売却で大幅増益を達成した。運用収益が増加した保険部門、投資マンションを売却した不動産部門なども利益を伸ばした。

yutori <5892>
ライフスタイルブランド「Her lip to」を運営するheartrelationの株式51%を取得し子会社化する。7月売上高は前年同月比27.5%増。