四季報記者が選んだ2023年度大バケ期待の10銘柄(5月21日)

SOMPOホールディングス <8630>
今期経常は2.6倍増で2期ぶり最高益、40円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.10%にあたる700万株(金額で250億円)を上限に自社株買いを実施する。

東京海上 <8766>
23年3月期の連結経常利益は前の期比11.2%減の5039億円になったが、続く24年3月期は前期比48.8%増の7500億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期の自然災害やコロナ保険金などの一過性要因が剥落するほか、レートアップや引受拡大を背景とした保険引受利益の増加、金利上昇などを捉えたインカム収益の拡大を見込む。
MS&ADインシュアランスグループホールディングス <8725> 
今期経常は82%増で2期ぶり最高益、40円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.12%にあたる600万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。

リーガル <7938>
株主還元方針を変更し、配当性向50%以上の目標を設定。また、26年3月期に売上高260億円(23年3月期実績は225億円)、営業利益率5.0%(同1.3%)を目指す中期経営計画を策定。

四季報記者が選んだ2022年度大バケ期待の10銘柄(8月15日)

立花エレテック <8159>
21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比38.3%減の27.7億円に落ち込んだ。併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比35.2%減の41.5億円に落ち込む見通しを示した。会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比27.8%減の13.7億円に減る計算になる。

<2315> CAICA
米電気自動車大手のテスラが暗号資産(仮想通貨)のビットコインを15億ドル分購入したと伝えられ、これが買い材料視されている。テスラによる購入を受けてビットコイン価格は急騰し、過去最高値を更新した。CAICAは暗号資産に関するシステムなどのほか、ビットコイン相場を対象とするeワラントも手掛けており、関連銘柄の一角として物色されているようだ。

<2656> ベクター
16日に月額固定料金が無料の電子署名サービス「みんなの電子署名」の提供を開始すると発表しており、これが引き続き買い材料視されているようだ。企業で導入が拡大しているテレワーク関連銘柄の一角として物色されているほか、行政がデジタル化に対応するため押印廃止を進めていることも買いを後押ししているようだ。

<5957> 日東精工
京都府立医科大学・富山大学などと共同で開発に取り組んできた「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム」の開発に成功したと発表している。世界初の技術として特許出願を行っているようだ。同社としては今後、この素材を用いた医療用インプラント製品の開発に本格的に着手していく計画。医療用現場での採用が進んでいくとの見方から、中長期的な業績寄与を期待する動きが先行している。