四季報記者が選んだ2023年度11月大バケ期待の15銘柄(11月3日更新)

高田工 <1966>
24年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比48.9%増の15.3億円に拡大し、従来予想の8.2億円を大幅に上回って着地。業務効率化によるコストダウンや生産性向上の推進が奏功し、採算が大きく改善した。併せて、通期の同利益を従来予想の15.5億円→21億円に35.5%上方修正。減益率が43.0%減→22.8%減に縮小する見通しとなった。

守谷輸送機 <6226>
24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の20億円→24億円に20.0%上方修正。増益率が2.5倍→3.0倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。新規設置エレベーターの原価率が改善したことに加え、保守・修理の売上増加や工事損失引当金戻入額の発生なども上振れに貢献する。

ヤマシンフィルタ <6240>
今期経常を32%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.0%にあたる144万0900株(金額で5億7700万円)を上限に自社株買いを実施。自己株式取得の終了時点における発行済み株式数の1%を超える株式を24年2月29日付で消却する。

サンウッド <8903>
京王電鉄 <9008> [東証P]がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株1250円で6日終値を50.6%上回る水準。買い付け期間は11月7日から12月19日まで。

四季報記者が選んだ2023年度11月大バケ期待の15銘柄(11月3日更新)

グリコ <2206>
23年12月期の連結経常利益を従来予想の170億円→195億円に14.7%上方修正。増益率が24.6%増→42.9%増に拡大する見通しとなった。国内事業が好調に推移する中、円安による為替差益の増加などが利益を押し上げる。

中部鋼鈑 <5461>
今期経常を2%上方修正、配当も3円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.75%にあたる76万株(金額で13億円)を上限に自社株買いを実施する。

STIフードホールディングス <2932>
23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比58.5%増の17.6億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の18億円→23億円(前期は15.2億円)に27.8%上方修正し、増益率が17.8%増→50.5%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

リケンテクノス <4220>
今期経常を一転13%増益に上方修正・最高益更新へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の13.4%にあたる850万株(金額で70億円)を上限に自社株買いを実施する。取得した株式はすべて消却する予定。